今年、姫路城でのお花見を計画中の皆様、「どうせなら満開の時期に行きたいけど、それっていつ?」、「どのくらい混んでいるの?」。「あまりごみごみしてなくて桜の美しさを十分満喫できる穴場スポットはある?」と悩まれてるのではないでしょうか?
姫路城は『日本の桜の名所100選』にも選ばれるほどですし、ソメイヨシノを中心にヤマザクラ、シダレザクラ、ヤエザクラなど約1,000本もの桜が城周辺に植えられており、それだけでも一見の価値がございます。
さらに姫路城自体が『国宝』・『世界遺産』・『日本100名城』と史跡として数々の称号を欲しいままにし、青空によく生える真っ白な城壁や、5層7階の大天守と3つの小天守から成る連立式天守が特徴の芸術的な構造などにより、別名「白鷺城」とも呼ばれているくらい魅力的な観光スポットです。
そんな壮麗・絢爛な姫路城と華やかな薄紅色の桜との年に一度の見事なコラボレーション、これは是非とも入念なる下調べのうえ最高の状態で観賞に臨まなくてはと、気合が入るのももっともですよね。
そこで、本記事では、その下調べに役立つ主要な情報を複数ピックアップしてまとめました。
見頃やアクセスなどの基本情報はもちろん、お花見期間中開催の現地イベントや、姫路城からちょっと足を伸ばして楽しめそうな周辺観光地にも言及しておりますので、皆さんそれぞれのお出掛けスタイルに合わせてご参照くださいませ。
Contents
例年の桜の見頃は 4月上旬
過去のデータでは、姫路城の桜はだいたい3月末~4月頭に開花し、4月上旬に見頃を迎える傾向にあるようです。
そして4月も下旬へと差し掛かると、ほとんどの花が散ってしまい葉桜へと変わる模様です。
そのためお花見に出かけるなら、4月上旬~中旬が最も最適な時期といえそうですね。
ただ、とはいっても如何せん自然相手の予測でございますので、確実な情報を追求されるなら、やはり直前でないと分かりません。
そこで、その年のタイムリーな開花具合が手軽に確認できる便利サイトを、当記事で2つご紹介いたしますね。少しでも皆さんのご参考になれば幸いです。
姫路城の桜開花・満開情報(運営:日本気象協会 tenki.jp)
https://tenki.jp/sakura/6/31/56142.html
このサイトは同じページで現地の10日間天気予報も掲載しているので、あわせて確認すると良いですよ。
折角なら絶好の天候の下でお花見を楽しみたいですしね。
さくらCh.
https://weathernews.jp/s/sakura/spot/330/
このサイトのメリットは、他の情報と一緒にユーザーたちが投降した『最新リポート』を読むことができ、それによって一段とリアルな開花具合の把握が可能となる点です。
単なる「5分咲き」・「8分咲き」よりも、具体的な情報が時に画像付きで得られますよ。
あと補足ですが、先述のとおり姫路城に植えられている桜の種類は豊富で複数に渡るため、シーズン中に訪れれば何かしら満足のいく情景にきっと遭遇できるかと思います。
あえてノーチェックでそんな行き当たりばったりを楽しむ感覚も、新鮮で面白いかもしれませんね。
混雑具合
実は姫路城周辺には多数の広大なお花見スポットがあるので、いうほど全体的に混雑している印象は持ちません。
公園や広場は事前の場所取りをせずとも案外すぐシートを敷けたりしますし、どこぞのように花見客が芋洗い状態でごった返す光景も一部(西の丸庭園など)を除いてほぼ見かけません。
ただし、それでも折角の美しい桜を歴史あるお城とともに眺めるわけですから、可能な限りのんびり落ち着いて観賞したいですよね。
それに比較的混雑はマシといっても、さすがに春休み~満開期間は平日も含め大勢のお花見客が毎年訪れるのも事実です。
そこで次の章で、そんな問題を解決してくれそうないくつかの穴場観賞スポットを、人気・定番スポットとあわせてご紹介していきますね。
花見の穴場スポット
まずは穴場の前に、人気・定番スポットから、ざっくりご紹介して参りましょう。
<人気・定番スポット>
西の丸庭園(ソメイヨシノ、シダレザクラが有名)
エリア一番の人気スポットといっても過言ではありません。
その理由ですが、とにかく植えられている桜の本数が多くそれが満開ともなればそうとう豪華な光景が拝めるのと、アングル的にそこから覗ける斜め正面の天守閣とのバランスが実に壮観だからです。
また地理的に姫路城の登城口から天守閣へ向かうルートの途中にありますので、城内見学も兼ねて観賞できます。
ただし座っての見物は想定されておらず、基本は通行しながら眺める形となります。
また城内は飲食厳禁ですので、それも注意が必要ですね。
なお、お花見の時期は大変混雑していますので、遅めに時間をずらしていくのがベターです(有料区域の入城は16:00まで)。
また春休み頃の1週間は8:30~姫路城は開いてますので(通常は9:00~)、それを狙うのもありかもしれません。
三の丸広場(360度パノラマの桜並木が人気)
真正面からの姫路城と桜のコラボレーションを堪能できる、貴重なスポットです。
西の丸庭園と違い、レジャーシートを敷いて座って見物することも飲食も可能です。
シーズン中広場が混み合うのは事実ですが、そもそも広場自体の面積が広いのでシートを敷くスペースに困ることは滅多にありません。
なお、広場内は火気厳禁で、ごみは原則お持ち帰りという点は、ご留意ください。
姫路城大手門すぐ、入園無料です。
さあ、お待たせいたしました!
いよいよ、ここからは穴場スポットのご紹介です。
<穴場スポット>
城見台公園
姫路城大手門から徒歩5分で、お城の南東側に位置する公園です。
入園は無料で、観光用というよりむしろ地元民の憩いの場のような雰囲気です。
そのせいか、まーったく混雑していません。「え? ほとんど観光客いないじゃん」とびっくりするくらい。
園内にある芝生や、園中央の台に載った一対の鯱のレプリカの間から、園内の桜並木とお城の全景がコンパクトに眺められます。
とにかく人ごみを避けたい方、お城の全景と桜との記念写真を一枚に綺麗に収めたい方には、おすすめです。
また他にも、園北西部にはお堀があり、付近から薄紅の桜・緑の木々・赤い城見橋・白い姫路城天守閣・青い空が、地上と水面のダブルで同時に楽しめます。
千姫ぼたん園
姫路城西の丸高台に位置する小さな公園で、入園は無料です。
咲き誇る桜の座布団の上に天守が鎮座する珍しい画が、そこから観察できます。あるいは桜の大海に浮かぶ、真っ白な船舶のよう。
桜の散った後の5月には、園名の由来にもなっているぼたんが今度は訪問客を魅了します。
姫路市立動物園
動物と触れ合いながら、お城と桜も同時に満喫~♪・・・なんて贅沢が叶ってしまう全国屈指の動物園です。
広大な園内の様々な箇所からいろいろな表情のお城が眺められますので、皆さんご自分のお気に入りを探し出してみてください。
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開園時間:午前9時から午後5時まで(入園は午後4時30分まで)
休園日:12月29日から翌年1月1日まで(定休日はありません)
入園料:大人210円、小人(5才以上中学3年生まで)30円、5歳未満は無料
※団体割引あり
アクセス:
[電車]JR姫路駅、山陽電車姫路駅から北へ徒歩15分
[バス]神姫バス、姫路城大手門前停留所下車徒歩5分
[車]姫路バイパス中地ランプから北東へ15分、山陽自動車道・山陽姫路東ICから南西へ15分
https://www.city.himeji.lg.jp/dobutuen/index.html
食事
「花より団子」などということわざもありますが、総じてお花見にはお食事がつきもの。
そこで姫路城周辺で可能なお食事を、屋台・お弁当・外食の3パターンに分けて、それぞれみていきましょう。
屋台
姫路城内は火気厳禁なため、残念ながら屋台は出ていません。
ただしお城周辺であれば、季節(3月下旬~4月上旬内でおよそ2週間)ともなればあちこちにフランクフルトやタコ焼きなどのいろいろな屋台が出現しますよ。
ですので手ぶらで財布だけ握ってお花見に訪れても、なんら不具合はありません。
小売店のお弁当
姫路では、ピオレ姫路(JR姫路駅すぐ)や山陽百貨店(山陽姫路駅直結)で、お弁当やおにぎりなどが購入できます。
またJR姫路駅北口から続く地下商店街『グランフェスタ』にも、お土産屋さんと並んでいくつかテイクアウト可能な食べ物屋さんが入っていますので、時間があれば覗いてみると良いでしょう。
特に5番街エリアの郷土料理店『姫路タコピィ(旧 タコピア)』は、姫路を代表する人気店で要チェックです。
お花見前後の外食
個人的な印象ですが、姫路は飲食店のレベルが総じて高いです。
ですので、もし時間的余裕があれば、ぜひとも一度は近くのお店に寄ってのお食事をお薦めします。
中でも特に皆さんにお試しいただきたい姫路城近辺のお店を、いくつか以下にピックアップしてみました。
姫路といったらおでん『停主』
名物の姫路おでんといえば、こちら。著名人も度々訪れる人気店です。
具を口に頬張って噛んだ瞬間に中に染み込んでいた出汁がじわり出てくるのが、何とも堪りません。
お花見シーズンは、事前予約が必須でしょう。
住所:兵庫県 姫路市 本町 68
営業時間:18:00~24:00 ※夜のみの営業です
定休日:月曜
やっぱりおでん『酒饌亭 灘菊亭 小溝筋のかっぱ』
地元の酒造会社さんが経営されている、おでん居酒屋です。
自前の酒粕を使用した白いおでんが、特におすすめです。
住所:兵庫県姫路市東駅前町58
営業時間:平日・土 11:30~21:00(L.O 20:30)、日・祝 11:30~20:00(L.O 19:30)
定休日:第2・3水曜
ご家族連れならバイキング『オールデイダイニング セリーナ』
JR姫路駅南側のホテル日航姫路内にあります。
駅北側の姫路城の方向とは反対となりますが、駅目の前で、ホテル駐車場も利用可と、お城見学の前後でも悪くないアクセス条件です。
住所:兵庫県姫路市南駅前町100 ホテル日航姫路 1F
営業時間:
[ランチタイム] 11:30~14:30(ラストオーダー14:00) ※混雑時は2部制
[ディナータイム]17:30~21:00(ラストオーダー20:30)
定休日:無休
観桜会・夜桜会(ライトアップあり)などのイベント
姫路城ではお花見の季節に『観桜会』・『夜桜会』の2大イベントを実施しています。
観桜会
日時:4月6日(土) 午前10時~午後4時 ※雨天の場合は翌日延期
場所:姫路城三の丸広場
プログラム:各種和楽器演奏、合唱、観光PR、ほか
サービス:お茶席料500円、地酒500円、千姫弁当1000円、姫路おでん500円、揚げかまぼこ300円
夜桜会(ライトアップあり)
日程:4/3(水)~4/7(日)の5日間 ※雨天決行
時間:午後6時~午後9時(入城は午後8時30分まで)
場所:姫路城西の丸庭園
入場料:無料
好古園夜桜会
日程:4/5(金)~4/7(日)の3日間 ※雨天決行
時間:午後6時~午後9時(入園は午後8時30分まで)
場所:姫路城西御屋敷跡庭園 好古園
入場料:大人(18歳以上)300円、小人(小中学生、高校生)150円
その他:園内の名店『活水軒』が、3日間限定で夜桜御膳を提供します。一つ2,570円で、1日20食限りです。
姫路城の簡単な歴史
せっかくならお城についての知識もある程度あったほうが、よりお花見の楽しみ方が深められるということで、ここで簡単に姫路城の歴史をさらっとなぞってみましょう。
<築城の経緯>
1333年、播磨国(現在の兵庫県南西部)守護の赤松則村により、当時『姫山』と呼ばれていた姫路の地に築城されました。
築城目的は。元弘の乱(鎌倉時代末期に起こった後醍醐天皇と鎌倉幕府の戦い)にて後醍醐天皇側勢力に味方するためだったそうです。
ちなみに元弘の乱では、いったん天皇側は負けてしまいますが、すぐに各地で反撃ののろしを上げ、最終的には長らく執権職として幕府実権を独占していた北条氏もろとも鎌倉幕府を滅ぼします。そして源頼朝の征夷大将軍就任以来およそ150年続いてきた鎌倉時代を、終わらせる結末となりました。
<主な歴代城主>
・初代~5代目(~1441年) 城主:赤松貞範・小寺家
小寺家は名門赤松家の一族です。1349年より城代として本家より姫山城(のちの姫路城)を預かっていました。なお、当時はこの時代の他の城と同様に、姫山城はシンプルで小さな城でした。
・6代目(1441~1467年) 城主:山名宗全
宗全は、播磨国守護であった赤松満祐を討って、守護職と城を奪いました。ちなみに彼は後に勃発した応仁の乱にて、西方総大将を務めます。
・7~10代目(1468~1531年) 城主:赤松政則・小寺家
応仁の乱発生後に、赤松家が再度城を奪い返します。
・12~14代目(1545~1576年) 城主:黒田家
小寺家の家臣だった黒田家が、城を任されるようになります。この頃から、赤松家と小寺家の仲が悪化し始めます。ちなみに14代目城主は、大河ドラマの主役にもなったあの軍師官兵衛です。
・15代目(1580~1582年) 城主:羽柴秀吉
織田信長の命を受け毛利攻めに着手した秀吉が、官兵衛より重要拠点として姫路城を譲り受けます。秀吉はこの期間に、三層の天守閣や姫路城下町を整備しました。
・16~17代目(1583~1598年) 城主:豊臣秀長・木下家定
二人とも秀吉の身内です。
・18代目(1600~1613年) 城主:池田輝政
関ヶ原の戦いで東軍として参戦し功績のあった池田輝政が、その報奨の一環として姫路城をもらい受けます。そして彼は城の大改増築を行い、1609年に現在の大天守閣を完成させました。
・20代目~(1617年~) 城主:本多家・榊原家・酒井家・松平家など徳川家譜代大名たち
姫路城は、西国外様大名らに睨みをきかす徳川家の重要拠点と化します。なお最後の城主は、酒井忠邦という人でした。
<現存十二天守、そして日本初の世界遺産へ>
近世以降の姫路城は、陸軍省所有下で軍事施設として利用されたり、姫路市によって一部を公園として一般公開されたり、何度か大規模な修繕工事を挟みながら波乱万丈の歴史を辿っていきます。
太平洋戦争中の1945年7月3日には、姫路市は敵軍による大空襲で城下町一帯が破壊されるほどの被害を受けてしまいますが、姫路城だけは奇跡的に損壊を免れました。当時の大空襲を実行した元米軍兵たちは後日、あれが史跡の姫路城であると特別に認識して攻撃対象から外したわけではなかった(当時のレーダーでは、偵察で史跡かどうかなどの見分けがつかなかった)と回想しています。ですので現在の姫路城が残っているのは、まさに奇跡であるわけです。
それからやがて時代は平成に入り、1993年12月11日に、姫路城は法隆寺などとともに日本最初の世界遺産に登録されました。
今日、世界各地から訪れる観光客を魅了してやまない日本有数の名城・桜の名所としての姫路城が存在するのは、そういった長い歴史の積み重ねの結果といえるでしょう。
姫路城までのアクセス
ここでは姫路城の最寄り駅(JR姫路駅/山陽姫路駅)までと、そこから姫路城までの、公共交通機関でのアクセスを分けて掲載しておきますね。
また車でアクセスされる方向けに、最後に簡単な近隣駐車場情報も載せておきます。
<姫路城基本情報>
姫路城住所:〒670-0012 姫路市本町68番地
姫路城電話番号:079-285-1146(管理事務所)
開城時間:9:00~16:00(17:00閉門)、夏季(4/27~8/31)は9:00~17:00(18:00閉門)
休城日:12/29、30
<全国各方面から姫路城最寄り駅まで>
発 | 交通手段 | 着 |
三宮・神戸・明石 | JR東海道・山陽本線
各駅→姫路駅 ~約40分、~990円 |
JR 姫路駅 |
神戸空港 | ポートライナー 神戸空港→三宮/三ノ宮
約18分、340円 JR東海道・山陽本線 三宮/三ノ宮→姫路 約40分、990円 |
|
大阪 |
大阪駅→姫路駅 約1時間02分、1,520円
新大阪駅→姫路駅 約40分、4,010円(指定席) |
|
東京 | JR東海道・山陽新幹線
東京駅→姫路駅 約3時間00分、16,660円(指定席) |
<最寄駅から姫路城まで>
最寄駅 | 交通手段 | 到着 |
JR 姫路駅 | 神姫バス
姫路駅(北口)→姫路城大手門前(東方面) 約3分、100円 |
入城口 |
JR 姫路駅/
山陽電鉄 山陽姫路駅 |
徒歩16分 |
<主要駐車場>
駐車場名 | 位置 | 基本情報 |
大手門
駐車場 |
姫路城
南側 |
料金:普通車等 最初の30分200円、1時間以内400円
以後30分毎に150円、1日最大2,500円 営業時間:24時間 収容台数:582台 |
姫山
駐車場 |
姫路城
東側 |
料金:3時間以内600円、1日900円
営業時間:24時間 収容台数:250台 |
イーグレ
駐車場 |
姫路城南側
「イーグレ ひめじ」内 |
料金:最初の1時間300円、以後30分増すごとに 150円、
1日の最高金額 2,400円 営業時間:24時間 収容台数:255台 |
大手前公園駐車場 | 姫路城
南側 |
料金:最初の1時間300円、以後30分増すごとに 150円、
1日の最高金額 2,400円 営業時間:午前7時~午後11時 収容台数:340台 |
※「akippa」というアプリを使えば、空いている駐車場検索や事前予約が可能です。いやはや、便利な時代になりましたね。https://www.akippa.com/guide/start
姫路城周辺地域の観光・花見スポット
最後に、どうせ出掛けるなら姫路城以外の観光も楽しみたいという方向けに、いくつか周辺観光地の情報をご案内いたしますね。
書写山(姫路市)
姫路を代表する標高371mの山です。
山頂近くに建つ、西の比叡山かつ天台宗三大道場のひとつ『圓教寺』が有名です。
またこのお寺は、2003年に公開されたトム・クルーズ&渡辺謙主演のハリウッド映画『ラスト・サムライ』のロケ地に選ばれたことでも、一躍話題となりました。
実際に足を踏み入れてみれば、お寺に流れる千余年の歴史の長さ・深さ・奥ゆかしさを、しみじみと感じ取れるでしょう。
お花見の季節でもそれ以外でも、訪れて損はないかと思います。
他にも、山の入口~圓教寺のある山上エリアをおよそ4分で繋ぐロープウェイに乗れば、天気がいい日には明石海峡大橋などが望めるそうです。
観光前夜に、てるてる坊主を作って快晴を祈るとしましょう。
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姫路城からのアクセス:
[バス]神姫バス 姫路駅北口→書写山ロープウェイ(約28分、280円)
[車]県道67号経由にて、約30分。ロープウェイ書写山麓駅に無料駐車場あり(270台)。
主要施設:ロープウェイ(8:30~終発)、書写山圓教寺(冬季は8:30〜17:00、春〜秋季は8:30〜18:00)、姫路市書写の里・美術工芸館など。
※ロープウェイ終発は、https://www.mt-shosha.info/category/charge/index.htmlをご参照ください。
ロープウェイ乗車券:[大人]片道600円、往復1,000円、[小人]片道300円、往復500円
書写山圓教寺志納金:500円
須磨浦公園(神戸市)
姫路城にも引けを取らない、兵庫県のもう一つの桜の名所です。
植えられてる桜の本数だけなら、3,200本と姫路城のそれを上回りますよ。
また、ここにもロープウェイがあり、ひとたび乗れば神戸の街並みや明石海峡大橋・淡路島・大阪湾・瀬戸内海の眺望が楽しめます。
さらにロープウェイ終点の山上駅には回転展望台があり、そこからの眺めは兵庫一・二を争う絶景です。
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姫路城からのアクセス:
[電車]山陽電鉄本線 山陽姫路駅→須磨浦公園駅(約1時間27分、810円)
[車]第二神明道路・国道2号経由にて、1時間強。駐車場あり(223台)。土日祝と3月20日~4月15日 1時間400円 以降1時間ごとに200円、それ以外の平日 1時間300円 以降1時間ごとに200円。
入園料:無料
主要施設:みどりの塔、句碑・歌碑、松林、ハイキングコース、ロープウェイ、回転展望台、須磨観光ハウス『花月』など。
ロープウェイ乗車券:
[大人(中学生以上)]片道500円、往復920円、[小人(小学生)]片道250円、往復460円
回転展望閣3階 喫茶「コスモス」入場料:
[大人(中学生以上)] 100円、[小人(小学生)] 50円
有馬温泉(神戸市)
温泉に宿泊と計画されていらっしゃるなら、日本三古泉・日本三名泉の両方に選出されている有馬温泉をお薦めします。
兵庫県には城崎温泉など他にもたくさんの名湯が存在しますが、有馬は特に姫路からの車でのアクセスが便利だからです。
また一見乗り換えが複雑そうな姫路~有馬の電車移動も、ホーム同士が向い会ってたり待ち時間が短かったりなどで、さほど不便は感じません。
藤原道長や豊臣秀吉など古より多くの偉人たちに愛されてきた湯をじっくり堪能して、旅の疲れを癒やしてください。
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姫路城からのアクセス:
[電車]山陽姫路駅→新開地駅→有馬口駅→有馬温泉駅(2時間弱、1,550円)
[車]山陽自動車道経由にて、1時間強。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
2015年に平成の大改修が終了したばかりの姫路城、訪問の際には生まれ変わりたての白く瑞々しいお城の姿をたんと見尽くしてください。
また余談ですが、姫路城界隈の桜たちは、そのほとんどが1910年代以降に植えられ、もう既に桜の寿命といわれる樹齢60年を超えているそうです。
現在は管理方法の工夫により多くの桜の寿命を延ばしている状態ですが、それもいつまでもつか不明とのこと・・・。
1世紀前後、姫路城の春を毎年彩ってきた桜たちですが、ひょっとすると間もなく見納めかもしれません。
残り数回かもしれないそれらの満開期の美しさを、しっかり目に焼き付けてきてくださいね。